またもや久々の更新となり申し訳ございません。
本日は、最近、法務局へ行き、思ったことについて
書かせて頂きます。
登記手続については、オンライン申請が主流になった今でも
司法書士事務所の人間が、法務局へ行くことは多く、
私も法務局へ行く機会は結構多うございます。
そんな時、法務局でここ最近多く目にするのは、
ご自分で登記申請をするために法務局での登記相談をされている方、
ご自分で登記申請書等に手書き等を行い法務局の職員さんに書き方等を聞いておられる方等々の
本人申請をしようとしている、またはされている方々です。
そこで本日は、
簡単な登記申請を
(簡単でないと普通の一般の方にはなかなかできませんので、こう書かせて頂きます)
ご自分でされることの
メリット及びデメリットについて書かせて頂こうかと思います。
まずはメリットについて、
①専門家である司法書士等に支払う報酬を節約することができる。
。。。。。。。。。。
これ以外にも、人によっては様々おありでしょうが、
「報酬の節約」これが一般的な最大のメリットではないでしょうか。
これは大きいですよね。
払わなくて済むお金であれば、払いたくないという方が圧倒的大多数でしょうから。
その報酬の額は、現在自由化されておりますので、
一応の相場なんてものもありますが、各事務所さんによって異なります。
ご自分でやろうと思ってできるであろう簡単な登記手続きで
比較的報酬が高額になるであろう簡単な相続登記、
簡単な法人設立登記で相場は10万円前後でしょうか(個人的な感覚です)。
これを節約できるのは大きいですよね。
以前は、法務局の職員さんは今ほど親切ではなかったし、
一般の方に申請書等の書き方を教えてくれるなんてことはあり得ませんでした。
その上、インターネットがない時代には、
一般の方が、各書面の書き方を調べるのに、相当な苦労を要したと思われます。
それが、今や、法務局では登記相談をしているし、
職員さんもやさしく書き方を教えてくれているようです。
さらに、ネットでは、書き方のひな形も簡単にみつかります。
確実に本人申請がしやすくなっている環境になってきていると感じます。
法務局に何度か足を運んでも構わないから、
ご自分でやってみるという方は、
本人申請にチャレンジしてみてみましょう。
では、デメリットは何でしょうか?
①その登記申請をすることによる他への影響等について助言を得られる機会が少ない
②何度も法務局へ足を運ばなければならず、時間と労力を費やさないといけない
③申請漏れが生じる等、対象物件の調査が疎かになりがち
等々、あげればきりがないです。
登記手続きの専門職である司法書士は、
ご依頼を受ける上で、様々なことを検討しますし、
また、今まで多くの登記手続きを行ったきたからこそ、
わかることもあります。
加えて、各司法書士さんのスタンスにもよりけりではございますが、
登記手続き以外の訴訟事件、債務整理事件、遺言執行、財産管理等を受任してきたことにより、
気をつけなければいけないことがわかったりもします。
つまり、ただ単に登記手続きを代理でしてもらえるということ以上の
メリットが、司法書士等の専門職に依頼することにはあるわけです。
そんなのいらない、お金がもったいない。
自分でやって、取り敢えず、手続さえできればそれで良い
という方々は、ご自分でチャレンジしてみましょう。
こう言うと何ですが、
手続きをご自分で行うこと自体は、簡単な内容であれば、
そんなに難しくないと思います。